クリスタルクラッシュ3―?
「ダリル!」
リリアはダリルを睨みつけた。
「あ…いや、すまん」
ダリルはしまった、といった表情で俯いた。
「目撃者…?」
「私たちはその目撃者から情報を得て、更に調査を進めていったのです」
エナンはダリルの言葉を上手くつなぎ合わせながら、話しを続けた。
「すると、その村の大爆発があった日に王や側近を見た者が誰一人としていなかった事が分かったのです。隣国への表敬訪問があった訳でも無いにも関わらず」
「ど、どうしてそんな事まで?」
ザックは目を丸くして、エナンを見た。
「エナンは国の宰相府で働いている人と親しいからね」
「えぇぇ!?」
「こいつ、王立の最高学府であるアギウス大学を主席で卒業しているんだよ。だから、その大学を出た宰相府の奴らから情報収集ができるんだ」
ダリルは苦笑しながら、エナンを指差した。
「はあ…すごいな…」
「コネがあると何かと便利なんですよ」
エナンは小さく息を吐いて頭を掻いた。
「さて、ここまで調査した結果、王たちが大爆発を起こしたという疑いが濃くなってきました。しかし、肝心の『何で起こしたか』については見当がつかなかったのです」
「そうだよね」
ザックは小さく頷いた。
「そこで少しアプローチの仕方変えてみました」
「アプローチ?」
「現在の王様がやってきた政策を見直してみる、という方法に変更したのです」
リリアはダリルを睨みつけた。
「あ…いや、すまん」
ダリルはしまった、といった表情で俯いた。
「目撃者…?」
「私たちはその目撃者から情報を得て、更に調査を進めていったのです」
エナンはダリルの言葉を上手くつなぎ合わせながら、話しを続けた。
「すると、その村の大爆発があった日に王や側近を見た者が誰一人としていなかった事が分かったのです。隣国への表敬訪問があった訳でも無いにも関わらず」
「ど、どうしてそんな事まで?」
ザックは目を丸くして、エナンを見た。
「エナンは国の宰相府で働いている人と親しいからね」
「えぇぇ!?」
「こいつ、王立の最高学府であるアギウス大学を主席で卒業しているんだよ。だから、その大学を出た宰相府の奴らから情報収集ができるんだ」
ダリルは苦笑しながら、エナンを指差した。
「はあ…すごいな…」
「コネがあると何かと便利なんですよ」
エナンは小さく息を吐いて頭を掻いた。
「さて、ここまで調査した結果、王たちが大爆発を起こしたという疑いが濃くなってきました。しかし、肝心の『何で起こしたか』については見当がつかなかったのです」
「そうだよね」
ザックは小さく頷いた。
「そこで少しアプローチの仕方変えてみました」
「アプローチ?」
「現在の王様がやってきた政策を見直してみる、という方法に変更したのです」
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- クリスタルクラッシュ11―14
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