携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> クリスタルクラッシュ3―?

クリスタルクラッシュ3―?

[414]  いっと  2010-03-30投稿
エナンは報告書を置いて、傍に置いてあるお茶を飲んだ。
「その結果、軍事費の増額と砦の修復等、軍関係の政策が明らかに増えていたのです」
「前の王様は国を富ませる為の政策を多くしていたが、今はその逆さ」
ダリルはため息を吐きながら、首を横に振った。
「そしてもう一つ。保養地と称して軍関係の施設を作り始めたのです」
「保養地?」
「名の通り軍人の慰労を目的とした施設です。が、実際は違っていました」
「違っていた…って、まさか…」
ザックは何かに気付いて、思わず息を呑んだ。
「そう、クリスタルの隠し場所だったのよ」
リリアは吐き捨てるように言った。
「一年半…か?それを突き止めるのにこれだけの時間を要した」
ダリルは大きく息を吐いた。
「そして私たちは一つのクリスタルを奪う事に成功したの」
ミーナはようやく落ち着いたのか一つ小さく息を吐いて、言った。
「クリスタルを奪った?」
ザックは目を丸くした。
「ええ。運ぶ途中の馬車を襲撃してね」
「それでリリアさんが賞金対象に?」
「顔を隠していたんだけどね。逃げる途中でフードが取れちゃったのよ」
リリアは苦い顔をしながら、頭を掻いた。
「言っておくが、俺たちは人殺しはやってないからな」
「…本当に?」
ザックは疑いの目でダリルを見た。
「それは本当よ。私たちは人殺しを目的でやっているわけじゃないからね」

感想

感想はありません。

「 いっと 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス