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My dream 1

[242]  夢人  2010-03-30投稿
1999年12月15日午後5時。あたりはもう暗い。でも、ゆっくり歩いて帰る。

「なぁ、大夢(ひろむ)お前の将来の夢ってなんだ?」 「俺?…歌手!」

それが、初めて友達に語った夢だった。

当時の俺、駆本(かけもと)大夢、小学4年生。ワルガキだけど、音楽のためなら全てを尽くした。

五年前までならリリースされたすべての曲記憶している特異体質がオマケ。

それくらい、音楽と夢への情熱があった!!

「へえ、そう言えばお前、音楽バカだったな…」
こいつは俺の幼なじみの、春風努(はるかぜつとむ)。
音楽好きな俺のために、よくCDを買ってくれる。
俺の夢の手伝いをしてくれるんだ。

「努は…タレント?」

前、言っていたことを思い出しながらたずねる。

「うん、テレビに出たい。」
目立ちたがる所は努らしい
「じゃあ、またあした」

「あぁ、明日。」

隣あわせの俺たちの家。
でも 努は俺が家で何をしているか知らない。
家族でさえも。

1人、フワフワした青いじゅうたんに寝そべり、放りっぱなしのノートに手を伸ばす。

ついでに iPodで曲を聞く
「…さて、テーマは…」 1 musicLOVE 完

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