クリスタルクラッシュ3―?
「でも、僕を斬ろうとしていなかった?」
「そりゃ仕方ないだろ。いくら人殺しが目的じゃないからと言っても、お前が…」
「最初から殺すつもりはありませんでしたよ」
エナンはダリルの言葉を遮った。
「最悪の場合でも拉致監禁くらいに収めておこうと思っていましたから」
「…」
ザックは顔をひきつらせた。
「仕方ないですよ。あなたははっきり言って『招かれざる客』でしたからね」
エナンはそれを見て、苦笑した。
「…そうだね」
ザックはため息を吐きながら、小さく頷いた。
「さて、それでは本題に入りましょう。目下の所クリスタルの隠し場所としてはカシアス山とエルグ山の二つです。この二つのどちらかにクリスタルを隠される前に…」
「奪うって事ね」
ミーナは強い口調で言った。
「そうです」
「じゃあ僕たちは二手に分かれて行動するの?」
「いえ、それでは人数が足りなくなります。どちらか一方に絞らなければなりません」
エナンは首を横に振りながら、銀縁眼鏡を指で押し上げた。
「絞る?どうやって?」
「情報収集と、現地視察ですね」
「あ、なるほど」
ザックは納得したように頷いた。
「ザック、現地視察は辛いぞ」
ダリルはうんざりとしたような表情で頭を掻いた。
「どうして?」
「何日間か現地に近い村で寝泊まりしなきゃならんし、視察を行っているのを相手に気取られないようにしないといかんからな」
「そりゃ仕方ないだろ。いくら人殺しが目的じゃないからと言っても、お前が…」
「最初から殺すつもりはありませんでしたよ」
エナンはダリルの言葉を遮った。
「最悪の場合でも拉致監禁くらいに収めておこうと思っていましたから」
「…」
ザックは顔をひきつらせた。
「仕方ないですよ。あなたははっきり言って『招かれざる客』でしたからね」
エナンはそれを見て、苦笑した。
「…そうだね」
ザックはため息を吐きながら、小さく頷いた。
「さて、それでは本題に入りましょう。目下の所クリスタルの隠し場所としてはカシアス山とエルグ山の二つです。この二つのどちらかにクリスタルを隠される前に…」
「奪うって事ね」
ミーナは強い口調で言った。
「そうです」
「じゃあ僕たちは二手に分かれて行動するの?」
「いえ、それでは人数が足りなくなります。どちらか一方に絞らなければなりません」
エナンは首を横に振りながら、銀縁眼鏡を指で押し上げた。
「絞る?どうやって?」
「情報収集と、現地視察ですね」
「あ、なるほど」
ザックは納得したように頷いた。
「ザック、現地視察は辛いぞ」
ダリルはうんざりとしたような表情で頭を掻いた。
「どうして?」
「何日間か現地に近い村で寝泊まりしなきゃならんし、視察を行っているのを相手に気取られないようにしないといかんからな」
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- クリスタルクラッシュ11―14
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