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俺の春はいつ来るの?7

[412]  れうぃ  2010-04-01投稿
お子様ランチ・・・・・・だと?
確かあれってお子様しか頼めないんじゃなかったっけ?違うのか?俺の思い込み?
俺は不安になって、杉宮が持っているメニューを横目で見ると、お子様ランチの下に『当店では十歳以下のお子様のみとなっております』と書いてあったのだが、
「ハヤシライスが御一つ、お子様ランチが御一つですね。かしこまりました。少々お待ち下さい」
・・・・・・あれ?おかしいな。この中には十歳以下の人はいないはずなんだが?・・・・・・考えたら負けなんだろうな、きっと。
無理矢理自分を納得させて皆の話に混じる。
「そういえばあんた達何で部活入んないの?特にバイトとかしてないんでしょ?」
「んー、一応運動系だけは体験入部してみたんですが、皆弱くてつまらなかったんです」
「ふーん、で?春之は?」
うわ、こいつ里村を適当にあしらいやがった。
「俺は単に面倒だったからかな?」
「え?何でよ。あんた中学の時テニス部のエースだったじゃない」
「へぇ、それは初耳だな」
「昔の話だ」
そう、昔のな・・・・・・。

しばらくすると注文した料理が運ばれてきた。
「へぇ、結構美味しそう。ファミレスとかあんまり来ないから知らなかった。まぁ良いや、いただきます」
「・・・・・・いただきます」
そう言うと杉宮姉妹は共に食べ始めた。
二人が食べ始めてすぐ、俺は地味に先程言われた中学の時の事を思い出していた。

「ふー、ごちそうさま」
「・・・・・・ごちそうさま」
二人が食べ終わると俺は杉宮妹の口周りに米粒が付いているのに気付き、
「ん?米粒付いてるぞ?」
それを普通に手でつまんで食べた。
すると杉宮妹の顔は真っ赤になり、姉は鬼のような形相で睨んできた。
・・・・・・やばい、ここにいたら殺される。
俺の本能がそう伝える。
「・・・・・・大胆。ポッ」
「は・る・ゆ・き君、ちょっと面貸しなさい」
「・・・・・・はい」
その後、俺が悪夢を見たということは言うまでもない。

翌日、俺は昨日の悪夢のせいで良く眠れず、気分が優れないために保健室で休む事にした。
「寝不足ねぇ、まぁ良いわ。右のベッドが空いてるからそっち使いなさい」
「分かりました」
「じゃあ私はこれで。くれぐれも隣の子を襲わないでねー」
隣?左のベッドで誰か寝てるのか?
俺は少し気になりつつも眠たいのでベッドに横になるとすぐに眠った。

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