海賊と鬼使い 18
「ん…。ここは…?」
何も見えない暗闇の中でラウトは目を覚ました。
「俺、何でこんなとこにいるんだ?てか、ここはどこだ?」
とりあえず体を調べる。が、特に変わりはなかった。それに何にも覚えていない。
と、その時。
「!!?」
後ろに人の気配を感じて、ラウトは腰の小刀に手をかけて飛び退いた。
「!?君は…」
「そっちも覚えてなかったのか!!?」
「ええ…何を聞いても、『わからない』の一点張りよ」
ロアが落胆した様に言った。
フウリ達は消えたラウトの手がかりを探す為に、子供が消える事件に巻き込まれた子供に聞き込みをしていたのだった。
「やっぱり、普通の事件じゃないな。…『闇の者』が関わってる気がする。」
「『闇の者』?」
ギアンが不思議そうに聞いた。
ウィルに変装したフウリが頷く。
「うん。鬼道丸とか暮雪みたいな鬼や死んだ魂とかの事。」
「まあ、それならなおさらラウトを早く助けないとな」
カイルの言葉に皆頷く。
と、その時。
「姫様!!見つかりました!」
頭上から降って来た声に皆が上を見上げた。
白い鳥がゆっくりと下降して、元の姿に戻る。
暮雪の能力は見た事がある物に変化できるのだ。
暮雪は口を開こうとしたが、そのままポカンとフウリを見つめた。
「姫様…ですよね?」
「そうだ。」
「なぜ、そのような話し方をするのです?」
「そりゃ、この格好だからな。」
「では、なぜそのような格好をしているのですか?」
「ん〜…まあいろいろあって。」
フウリは暮雪に簡単に説明した。
「と、言うことだ。この格好の時は『ウィル様』だからな。」
「はい。…それよりラウトさんらしき人と他二名が見つかりました。」
「本当に!?」
「はい。北の森です。」
何も見えない暗闇の中でラウトは目を覚ました。
「俺、何でこんなとこにいるんだ?てか、ここはどこだ?」
とりあえず体を調べる。が、特に変わりはなかった。それに何にも覚えていない。
と、その時。
「!!?」
後ろに人の気配を感じて、ラウトは腰の小刀に手をかけて飛び退いた。
「!?君は…」
「そっちも覚えてなかったのか!!?」
「ええ…何を聞いても、『わからない』の一点張りよ」
ロアが落胆した様に言った。
フウリ達は消えたラウトの手がかりを探す為に、子供が消える事件に巻き込まれた子供に聞き込みをしていたのだった。
「やっぱり、普通の事件じゃないな。…『闇の者』が関わってる気がする。」
「『闇の者』?」
ギアンが不思議そうに聞いた。
ウィルに変装したフウリが頷く。
「うん。鬼道丸とか暮雪みたいな鬼や死んだ魂とかの事。」
「まあ、それならなおさらラウトを早く助けないとな」
カイルの言葉に皆頷く。
と、その時。
「姫様!!見つかりました!」
頭上から降って来た声に皆が上を見上げた。
白い鳥がゆっくりと下降して、元の姿に戻る。
暮雪の能力は見た事がある物に変化できるのだ。
暮雪は口を開こうとしたが、そのままポカンとフウリを見つめた。
「姫様…ですよね?」
「そうだ。」
「なぜ、そのような話し方をするのです?」
「そりゃ、この格好だからな。」
「では、なぜそのような格好をしているのですか?」
「ん〜…まあいろいろあって。」
フウリは暮雪に簡単に説明した。
「と、言うことだ。この格好の時は『ウィル様』だからな。」
「はい。…それよりラウトさんらしき人と他二名が見つかりました。」
「本当に!?」
「はい。北の森です。」
感想
感想はありません。