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七日七晩の慟哭5

[374]  伯修佳  2006-08-22投稿
年上の友人が道楽で経営するバーに遊びに行くのが彼女のほぼ日課だった。遊ぶと言っても正確には開店前の客がいない時に、高田がダーツやビリヤードをするのを見ながらただしゃべっているだけである。もっとも、高校生の身分でバーに入店した事自体学校にバレれば停学ものだ。なのに一見見には清楚に見えない事もない彼女はごく当たり前に店に通う。高田も高田で帰れとも言わない代わりに飲酒など一切勧めない。不思議と言えば不思議な関係である。
「早く行かないと店の準備始まっちゃう」
他に店員もいない、客が入ってるのか疑わしい店だが6時の開店に合わせてそれなりに準備をする。働く高田の姿をいつも楽しみにしている菜那は、一旦自宅に戻って着替える為に足を早めた。
「あの〜、すみませんが…」
(またか!!)
男の声に菜那は今度こそキレた。
「町民会館ならこの先まっすぐ行って左です!!文化遺産みたいな建物だからすぐわかりますよ!!」
そう怒鳴り捨てて走りだす。
「ま、待って下さい!!」
男―もしかしたら菜那と同じ年頃かもしれない―は驚いた事に追い掛けて来た。
(イヤー!!何よ!?)

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