summer of memorie
僕の名前は
今木 大地。(9)
趣味は釣りで
いつも学校から帰ったら
家の近くの川で
アユとか色々釣るんだ!
川では
釣りばっかりでは
ないんだ…
最近、ある人のせいで…
胸の高鳴りが…
胸が痛い…
これって
病気なのかな…??
「今日も釣りしてるんだ〜」
!?
あ…またこの人だ…
「うん…」
「あれ??元気ないね??
どうしたの??
あ!アユ…
何匹釣れたの!?」
この人とは
夏休みの中旬に
出会って…
あの日から
毎日会って
ちょっとだけ話して…
それで終わり…。
「大地君、学校楽しい??」
「うん!」
この人は
僕の事知ってるけど…
僕は名前も歳も…
何も知らない…
「最近…
セミもう泣かないね…」
「9月だもん…
アユもあんまり
居なくなってきた…」
「そっかぁ…
夏の魚だもんね…」
名前だけでも知りたい…
「あの…」
「ん??」
「名前…
何て言うんですか??…」
聞いてしまった…!!
「あ!ごめんごめん…
教えてなかったね!」
「うん…」
「私は木下えりか!
あ、ちなみに21歳だよ!」
「ありがとう」
「いいよ!
あ、えりかって
呼んでね!改めてよろしくね!」
「うん!」
えりかさんかぁ…
えりかさんの事…
もっともっと知りたい…
何だろう…
この気持ちは…
「何で…えりかさんは
この川に来るの??」
「んーとね…
家に居てもヒマだし…
川って見てるだけで
時間も忘れて、何かさ!」
「そっか!」
「うん!」
「夏、終わっても
釣りするの??」
「うん!」
「へぇー、そっか!
頑張っていっぱい
釣りなよっ!」
「うん!」
えりかさん優しいなぁ。
!?
「冷たっ…!!」
「えへへ〜!
どう、気持ち良い??」
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