シリーズA-03『敵機発見』
飛行をはじめて15分がたったときのことであった。突然B52隊から無線連絡が入った。既に編隊は国境をこえていたのだ。
「迎撃機影発見!」
全戦闘機は攻撃態勢にはいった。 カイエン機も機体を翻して敵機に狙いを定めた。
「操縦不能!」と痛ましい叫び声がヘッドホンから聞こえる。すでに前方には両機が入り乱れた乱戦が展開されていた。数は勝っていた。だが、眼下には彼らを捕捉した対空ミサイル基地群が広がっていた…
「ミサイル基地より飛翔体15確認!」
生々しく戦況がヘッドホンから伝わってくる。あたりには火だるまになった航空機とミサイルの白い軌跡が見える。生き延びれるのか? とカイエンが思ったときであった。
「全機、あと5秒で敵基地の射程距離内に入ります!5・4・3…」
「全爆撃機は爆撃態勢をとれ」
巨大な編隊は翼を翻し急降下した。ミサイル基地が近くに見える。
「攻撃開始」
その刹那無数の鏃が一つになって白い軌跡を引いて目標に突進していった。と思いきやパッとまたいくつもの鏃に別れ一つ一つの目標に突入した。パッと閃光が閃きつぎの瞬間には黒煙と炎が辺りを包んでいた。 だがまだ喜ぶには早かった…
「迎撃機影発見!」
全戦闘機は攻撃態勢にはいった。 カイエン機も機体を翻して敵機に狙いを定めた。
「操縦不能!」と痛ましい叫び声がヘッドホンから聞こえる。すでに前方には両機が入り乱れた乱戦が展開されていた。数は勝っていた。だが、眼下には彼らを捕捉した対空ミサイル基地群が広がっていた…
「ミサイル基地より飛翔体15確認!」
生々しく戦況がヘッドホンから伝わってくる。あたりには火だるまになった航空機とミサイルの白い軌跡が見える。生き延びれるのか? とカイエンが思ったときであった。
「全機、あと5秒で敵基地の射程距離内に入ります!5・4・3…」
「全爆撃機は爆撃態勢をとれ」
巨大な編隊は翼を翻し急降下した。ミサイル基地が近くに見える。
「攻撃開始」
その刹那無数の鏃が一つになって白い軌跡を引いて目標に突進していった。と思いきやパッとまたいくつもの鏃に別れ一つ一つの目標に突入した。パッと閃光が閃きつぎの瞬間には黒煙と炎が辺りを包んでいた。 だがまだ喜ぶには早かった…
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