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恋愛小説 『龍編』1

[293]  2010-04-07投稿
「「キャーキャー」」

女子が騒いでる男は《後藤 龍》顔は整ってて、ジャニーズに入れそう。

私は《工藤 麻美》自分で言うのも何だけどまぁ静かな方かな。

今日から最悪な日が続く席替えで後藤君と隣になってしまった。

休み時間になると他のクラスからも女子が集まって来るのだ。

そしていつも私は小学からの親友《岡本 玲》の所に行くのだ。

チャイムがなるとぞろぞろと自分の所に戻って行く。

私が席に座ると

「工藤さんのごめんね」

後藤君はいつも気にしてくれる。

そこがモテるところだろう。

玲はバスケ部に入っている。

私は何部にも入ってないから今日から図書室で待つ事になった。

待ち時は小説を書いている。

「何書いてるの?」

声をかけてきたのは、後藤君だった。

ガタッ。

「ご…後藤君?!何でここにいるの?」

椅子から立ち上がり紙を隠した。

「女子がゆういつ来ない場所何だよね。ここ」

「あ…。そうだったの。ごめんなさい。」

「大丈夫だよ。居ても。あと、さっきの紙見ちゃった…小説だよね?」

「え…///」

顔が赤くなった。

見られてたんだ…。

「あ…。もしかして秘密だった?」

私はコクンと頷いた。

「じゃあさ。俺も秘密言うから、もしばらしたらこれ言ってね。俺実は、うるさい女好きじゃなくて毎日たるいんだよね」

そーだったんだ。

「じゃあこれは二人の秘密な?」

と言って小指を出して来た。

私も指を出して指切りをした。

チャラララ〜ラ〜ラ〜

私にメールが来た。

相手は玲だ。

『ごめん。今日巧と帰る事になった〜。』

巧とは、玲が付き合っている彼氏。

私は『大丈夫だよ。』と送った。

「ハァ」

ため息が出た。

「どうしたの?」

心配そうに聞いて来た後藤君に『一人で帰るだけだから。』と言って帰ろうとしたとき。

「一人じゃ危ないよ。俺が送るよ。」

ニッコリ笑って来た。

私は断れなかった。


感想

  • 37030: いていますが時の後に間が入ります。申し訳ありません。 作者 [2011-01-16]

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