シリーズA-05『爆発炎上』
「予定爆撃航路内に敵戦闘ヘリ群確認、目標より飛翔体多数!」 基地内の敵数はこちらより多い。だがまだほとんど上がってこない。それらをつぶさない限り爆撃は危険すぎるのだ。 数秒後には大編隊の至るところから爆炎が起こった。 「味方機被弾多数!」 「早急に対応せよ」 即座にカイエン隊は地上機の制圧に向かった。カイエンは、無謀にも脱出を試みた巨大な爆撃機に照準をあわせた。そして機銃の発射レバーを引き絞った。 ブスブスと機銃弾が爆撃機の機首に突き刺さる。その直後爆撃機の前輪がぽっきりと折れ機体は火花をちらしながら滑走路で停止した。後ろを端っていた輸送機が急停止に反応できず爆撃機の後部に衝突した。カイエンは、 「悪いな」 と、いうと、まずあられもない姿になった爆撃機のちいさなお尻に機銃弾をプスプスと叩きこみ次は機体の腹目がけて機銃弾を打ち込んだ。
感想
感想はありません。