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俺の春はいつ来るの?10

[323]  れうぃ  2010-04-08投稿
どういう事だ?何で堀川さんがその事を知っている!?
「何でって顔をしてるね。でもあれから三年も経ってるんだよ?知らない方が変じゃない?」
「そうですね・・・・・・で?今何でその話が出て来たんですか?」
「へぇ、随分察しが良くなったね」
やっぱり何かがあるのか。俺がグループに戻りたくなるような事、もしくは戻りざるおえないような事・・・・・・まさか!
「姐さんに何かするつもりですか!?」
「ん?何の事かな?まあ人の話は最後まで聞きなよ。今私の部下達が君の大事な姐さんの後を追跡している。君がメンバーに戻ってくれるなら杉宮楓には何もしないが、もし君が戻らないと言うのなら・・・・・・分かるよね?」くそ!元々俺には選択権なんてないんじゃないか・・・・・・。
「・・・・・・分かりました。メンバーに戻ります」
「そう、ありがと。んじゃここにサインして」
俺は出された紙に適当に名前を書き、堀川さんに渡した。
堀川さんはそれを確認すると携帯を取り出し、電話をかけた。
・・・・・・これで良かったんだよな。
そう安心していると、堀川さんは電話の相手に向かって、俺の思っていなかった言葉を口にした。
「・・・・・・やれ」
「なっ!?どういう事ですか!姐さんは見逃してくれるんじゃなかったんですか!?」
「杉宮楓はな。でも他の奴らは良いだろう?」
他の奴ら・・・・・・?まさか寺田や妹!?
「止めさせろ!」
「無理だな、もう遅い。そんなに助けたかったら自分で行けば良い」
「くそ!」
俺が行くまで耐えていていてくれよ皆!
俺はファミレスを勢い良く飛び出し、姐さん達の帰り道を走って行った。

帰り道の途中、杉宮姉が奇妙な事を言い出した。
「誰かに付けられてる」
「はぁ?何言ってんだ?」
「・・・・・・意味不明」
「本当よ!疑うんだったらたまにちょっとだけ後ろ向いてみなさいよ!」
試しに少しだけ後ろを向いてみると、確かに不審な人物が数人いた。
「誰か怨みでも買ったのか?」
「んなわけないでしょ!」
「・・・・・・覚えなし」
「私もですね、あんなですね、恐い人達にですね、怨まれる事なんてですね、ないですよ」
「そうだよなぁ」
でもだったらなんで俺達を付けてるんだ?もしかして無差別に誰でも良いとかか?だとしたら・・・・・・。

あちこちを探し回り、ようやく姐さん達を見つけると、そこには無残な光景が広がっていた。

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