僕とご主人様の物語4
それとも人類は同じ過ちを繰り返さず、この素晴らしい星と共存できるのか…
彼は悩んでいた。
展望スペースから見える海や山々が、美しければ美しいほど。
夜に満天の星達が輝けば輝くほど。
無数のモニターが、世界の素晴らしさを彼に伝えれば伝えるほど。
彼は今日も悩むのである。
…そしてロボットさんは、いつまでも悩み続けましたとさ。
おしまい。
さぁ、そろそろ寝ましょうか」
そう言ってご主人様は、僕の頭を優しく撫でてくれました。
僕も寝ようとしたけれども、もし僕がロボットさんの立場だったらと考えると、僕も悩んで、その夜はなかなか寝付けませんでした。
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