ディフェンド ”海での戦い” 32
啓吾達を乗せた船は、海の上をはしっていた。船の中では、会話は一切なかった。皆由宇の事が心配なのだ。
「由宇・・・大丈夫かな・・・」
膝を抱えながらイスに座っている李那が言った。それを見ていた怜が李那の隣に座って言う。
「大丈夫だよ。由宇ならきっと無事だよ」
怜は、李那の頭に手を乗せる。すると、李那はいきなり泣き出した。
「泣かないでよ。ね?」
と、言っても李那の涙は止まらなかった。よっぽど由宇の事が心配らしい。
「心配するな。由宇なら、源二の所に行ったよ」
龍華が右手に何かを持って現れた。
「由宇のブレスレットの反応が消えてる」
どぅやら、手に持っているのは探知機のようだ。
「由宇・・・、生きてるの?」
「あぁ。そぅだ」
その言葉を聞いて、ホッとした李那の目からは、もぅ涙は流れてこなかった。
「よかった・・・」
李那は、小さい声で呟いた。
「!」
啓吾は、海を見る。すると、船の下に大きな影があるのに気づいた。
「何かくるぞ!」
と、啓吾が言ったとたん船の前に大きなサメが現れた。藻は驚いて船を止めてしまった。そのサメは、口を開けて船を飲み込もうとしている。
「飲み込まれるっ!!」
すると、凛は船の先端に立ち、両手を前につきだす。すると、サメの口より大きい水の壁が出来た。その壁にサメはぶつかり、再び水の中にもぐった。
「凛・・・。ありがとう」
「よかったです。役に立てて」
凛は、ニコッと笑って言う。
「へぇ・・・、それがアンタの能力?」
「!」
すると、今度は海の中から女の人が出てきた。
「アタシの名前は瑠理(りゅうり)。あんた達を殺しに来たよ」
と、言ったときの瑠理の目つきに全員が凍りついた。そのとき、凛が船を下りて海の上に立った。
「私が・・・行きます」
さっきの目つきの影響なのか、凛の足は震えていた。
「藻。船を動かせ」
と、龍華が言う。
「えっ、ちょっと待っ・・・」
怜の話など聞かず藻は船を走らせた。それに気がついた瑠理は、さっきのサメに船を追わせようとした。
バッシャ―――ン\r
凛の放った水の塊がサメに命中した。凛は瑠理を睨んで言う。
「誰が、追ってもいい。と、言ったの?」
その言葉を聞いた瑠理はにっと笑う。
凛VS瑠理
戦闘開始!!
「由宇・・・大丈夫かな・・・」
膝を抱えながらイスに座っている李那が言った。それを見ていた怜が李那の隣に座って言う。
「大丈夫だよ。由宇ならきっと無事だよ」
怜は、李那の頭に手を乗せる。すると、李那はいきなり泣き出した。
「泣かないでよ。ね?」
と、言っても李那の涙は止まらなかった。よっぽど由宇の事が心配らしい。
「心配するな。由宇なら、源二の所に行ったよ」
龍華が右手に何かを持って現れた。
「由宇のブレスレットの反応が消えてる」
どぅやら、手に持っているのは探知機のようだ。
「由宇・・・、生きてるの?」
「あぁ。そぅだ」
その言葉を聞いて、ホッとした李那の目からは、もぅ涙は流れてこなかった。
「よかった・・・」
李那は、小さい声で呟いた。
「!」
啓吾は、海を見る。すると、船の下に大きな影があるのに気づいた。
「何かくるぞ!」
と、啓吾が言ったとたん船の前に大きなサメが現れた。藻は驚いて船を止めてしまった。そのサメは、口を開けて船を飲み込もうとしている。
「飲み込まれるっ!!」
すると、凛は船の先端に立ち、両手を前につきだす。すると、サメの口より大きい水の壁が出来た。その壁にサメはぶつかり、再び水の中にもぐった。
「凛・・・。ありがとう」
「よかったです。役に立てて」
凛は、ニコッと笑って言う。
「へぇ・・・、それがアンタの能力?」
「!」
すると、今度は海の中から女の人が出てきた。
「アタシの名前は瑠理(りゅうり)。あんた達を殺しに来たよ」
と、言ったときの瑠理の目つきに全員が凍りついた。そのとき、凛が船を下りて海の上に立った。
「私が・・・行きます」
さっきの目つきの影響なのか、凛の足は震えていた。
「藻。船を動かせ」
と、龍華が言う。
「えっ、ちょっと待っ・・・」
怜の話など聞かず藻は船を走らせた。それに気がついた瑠理は、さっきのサメに船を追わせようとした。
バッシャ―――ン\r
凛の放った水の塊がサメに命中した。凛は瑠理を睨んで言う。
「誰が、追ってもいい。と、言ったの?」
その言葉を聞いた瑠理はにっと笑う。
凛VS瑠理
戦闘開始!!
感想
感想はありません。
「 梓 」の携帯小説
- 【携帯版】多賀城[たがのき]の携帯サイトが完成しました。
- PC用小説サイト新設のお知らせ
- 「携帯小説!」がスマートフォンに対応しました
- 【状況報告】03/18の管理人現況
- 【ネット復活】更新再開
- 管理人です。
- サイトの新デザインを作ってみました。