携帯小説!(PC版)

林檎飴

[424]  薔薇姫  2010-04-11投稿

祭に騒ぐ群の中
朱く艶やかな林檎飴

1つ頂戴

期間限定の夏の味
惚れてしまったの
恐ろしく甘美な極彩色


来年も買ってやる
次の夏もその次も
ずっと俺の傍に居ろ

横顔で囁く君は
とても愛おしくて


暗闇紛れて歩く
不定期に上がる花火が
貴方の背中照らしてる

勿体なくて
食べられなかった林檎飴
蒸し暑さに
熔けてしまいそう

繋いだ手が熱いのに
この手を離したくない

私から林檎飴を奪って
はしゃいでいる
私の隣の貴方だけを
白い車体が拐っていった





季節外れの林檎飴
艶やかな裸体が
あの日の貴方を映してる

感想

感想はありません。

「 薔薇姫 」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス