俺の春はいつ来るの?11
俺が見た光景は、四人の不良達が完全に気絶している向こうに寺田たちがいるという光景だった。
「どういう事だ・・・・・・?」
いくら姐さんでも三人を守りながら四人一斉に相手にするなんて無理だ。もし寺田が二人を守っていたとしてもやはり無理だろう。
そう考えているとこちらに気付いた寺田が手を振ってくる。
「おー、里村!来るのおせぇよ!」
「お前らどうやってこいつらを倒したんだ?」
「どうやってって、普通に二手に別れてから敵を分散させた後、杉宮姉妹がまず二人を倒して俺と清水さんは逃げつづける」
「そしてその後姐さん達がお前らを追って、残り二人を後ろから倒した、と」
「いや、少し違うな。俺らが杉宮姉妹の所に戻ったんだ。じゃないとここに四人が固まっているのが説明付かないだろ?」
「そうか・・・・・・まぁ何にしても良かった、皆無事で」
安心していると後ろから堀川さんが歩いて来た。
そうだ、今回の事は全部この人のせいなんだ。
俺は堀川さんの前に立ち、
「堀川さん!今回の事、後ろにいる四人に謝って下さい!許すかどうかはその後に四人が決めます!」
「そうだね・・・・・・。そこにいる人達、今回の事は本当に申し訳なかった」
そう言って堀川さんは頭を下げた。
こういう潔い所があるから怨みきれないと言うか何と言うか・・・・・・。
そして四人の反応は、
「別に良いですよ。ねぇ?」
「・・・・・・春之に同意」
「まぁ誰も怪我とかしてないしね」
「そうですね」
やっぱり、俺の予想の範囲内だ・・・・・・。
「でも一つ聞いてほしい。この事は里村が原因でもある」
「え?どういう事?俺がグループを辞めたからとかは無しですよ?」
「違う。その・・・・・・里村に・・・・・・かったんだ」
ん?良く聞こえないな・・・・・・。
「里村に傍にいてほしかったんだ!」
・・・・・・はい?
「なぁ、寺田。今のってどういう事だ?」
「つまりは愛の告白みたいなもんだ」
愛の・・・・・・告白?確かそれって好きな人に言う言葉だよね?そして今それを堀川さんが俺に言った。てことは堀川さんは俺の事が好きって事?いや待て、不良グループのリーダーしてる人だけど、この人は普通に美人の二十歳で大学生だよ?そんな人が俺に告白だなんてありえ――
「里村、私は本当に君が好きなんだ!」
――たあああぁぁぁ!!!
「どういう事だ・・・・・・?」
いくら姐さんでも三人を守りながら四人一斉に相手にするなんて無理だ。もし寺田が二人を守っていたとしてもやはり無理だろう。
そう考えているとこちらに気付いた寺田が手を振ってくる。
「おー、里村!来るのおせぇよ!」
「お前らどうやってこいつらを倒したんだ?」
「どうやってって、普通に二手に別れてから敵を分散させた後、杉宮姉妹がまず二人を倒して俺と清水さんは逃げつづける」
「そしてその後姐さん達がお前らを追って、残り二人を後ろから倒した、と」
「いや、少し違うな。俺らが杉宮姉妹の所に戻ったんだ。じゃないとここに四人が固まっているのが説明付かないだろ?」
「そうか・・・・・・まぁ何にしても良かった、皆無事で」
安心していると後ろから堀川さんが歩いて来た。
そうだ、今回の事は全部この人のせいなんだ。
俺は堀川さんの前に立ち、
「堀川さん!今回の事、後ろにいる四人に謝って下さい!許すかどうかはその後に四人が決めます!」
「そうだね・・・・・・。そこにいる人達、今回の事は本当に申し訳なかった」
そう言って堀川さんは頭を下げた。
こういう潔い所があるから怨みきれないと言うか何と言うか・・・・・・。
そして四人の反応は、
「別に良いですよ。ねぇ?」
「・・・・・・春之に同意」
「まぁ誰も怪我とかしてないしね」
「そうですね」
やっぱり、俺の予想の範囲内だ・・・・・・。
「でも一つ聞いてほしい。この事は里村が原因でもある」
「え?どういう事?俺がグループを辞めたからとかは無しですよ?」
「違う。その・・・・・・里村に・・・・・・かったんだ」
ん?良く聞こえないな・・・・・・。
「里村に傍にいてほしかったんだ!」
・・・・・・はい?
「なぁ、寺田。今のってどういう事だ?」
「つまりは愛の告白みたいなもんだ」
愛の・・・・・・告白?確かそれって好きな人に言う言葉だよね?そして今それを堀川さんが俺に言った。てことは堀川さんは俺の事が好きって事?いや待て、不良グループのリーダーしてる人だけど、この人は普通に美人の二十歳で大学生だよ?そんな人が俺に告白だなんてありえ――
「里村、私は本当に君が好きなんだ!」
――たあああぁぁぁ!!!
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