クリスタルクラッシュ3―?
「え!?」
ザックは予想だにしなかった質問に、一瞬、うろたえた。
「あれなんてどうですか?」
エナンは『連続人斬り魔』という文字とその似顔絵が描かれた紙を指差した。
「い、いやいやいや、まだ無理ですよ!」
「そうですか?でも賞金額七千ガリオンは魅力ですよね」
「ていうか、実戦経験皆無の僕じゃ、あんな人を捕まえるのは無理ですって!」
「ならあの人なんてどうですか?」
エナンは『連続毒殺魔』という文字とその女性の似顔絵が描かれた紙を指差した。
「毒…殺…」
ザックはゴクリと唾を飲み込んだ。
「どうしますか?」
「止めときます…」
彼は力無くそう言って、ガックリと肩を落とした。
「ははは、まあまあ、そう焦るなよ」
ワイズは小さく笑って、カウンター越しにザックの肩を軽く叩いた。
「…そういえばワイズさん、僕を騙したでしょう?」
ザックは何かを思い出したかのように頭を上げると、ワイズを軽く睨んだ。
「さあて、何の事かな?」
「ブラウンさんの事です!腰を痛めたと思って行ってみたら、全然そんな事ありませんでしたよ!」
「嘘も方便だよ」
ワイズはさらりと言ってのけ、ニヤリと笑った。
「でも、村の外を体験できたのは良かっただろ?」
「…っ」
ザックは息を呑んで、目を大きく見開いた。
「何事も経験さ」
ワイズはもう一度ザックの肩を軽く叩いて、賞金の入った袋と証明書を彼の手の上に乗せた。
ザックは予想だにしなかった質問に、一瞬、うろたえた。
「あれなんてどうですか?」
エナンは『連続人斬り魔』という文字とその似顔絵が描かれた紙を指差した。
「い、いやいやいや、まだ無理ですよ!」
「そうですか?でも賞金額七千ガリオンは魅力ですよね」
「ていうか、実戦経験皆無の僕じゃ、あんな人を捕まえるのは無理ですって!」
「ならあの人なんてどうですか?」
エナンは『連続毒殺魔』という文字とその女性の似顔絵が描かれた紙を指差した。
「毒…殺…」
ザックはゴクリと唾を飲み込んだ。
「どうしますか?」
「止めときます…」
彼は力無くそう言って、ガックリと肩を落とした。
「ははは、まあまあ、そう焦るなよ」
ワイズは小さく笑って、カウンター越しにザックの肩を軽く叩いた。
「…そういえばワイズさん、僕を騙したでしょう?」
ザックは何かを思い出したかのように頭を上げると、ワイズを軽く睨んだ。
「さあて、何の事かな?」
「ブラウンさんの事です!腰を痛めたと思って行ってみたら、全然そんな事ありませんでしたよ!」
「嘘も方便だよ」
ワイズはさらりと言ってのけ、ニヤリと笑った。
「でも、村の外を体験できたのは良かっただろ?」
「…っ」
ザックは息を呑んで、目を大きく見開いた。
「何事も経験さ」
ワイズはもう一度ザックの肩を軽く叩いて、賞金の入った袋と証明書を彼の手の上に乗せた。
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- クリスタルクラッシュ11―14
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