いつもの場所で40
義人が帰って、床に入ってから、タイミング良く携帯が鳴った。
「タイミングがいいな。そろそろ電話してくるかなと、思ってたけど」
「絶妙だろ?…で、どんな会話をしたんだよ」
「早いな本題が。…いきなりかよ」
「とゆうか、それしか聞きたくないんだけど」
義人も、哲彦が、その目的で電話してきているのも、わかっていたので、本題に入った。
「前にも、話題になったけど、例のカフェでの、俺達の会話を彼女が聞いてたらしくてね…そこから、俺達に共感して貰えたみたいだね。 まあ、彼女に謝られたよ。彼女…東京には何度か来てるってね。…でも、嫌な思い出があるとも…でも、俺もお前も含めて、この出会いがいい方向に、発展出来たらいいね。って話をしたよ」
「ふ〜ん。…なんか、普通だな。それ以上はなかったのかよ?」
「それ以上?初対面みたいなもんだからな。…それに」
「それに?なんだよ」
義人は、少し間を置いて、切り出した
「…それに、お前、気になってるだろう?彼女のこと」
「気になってる?どんな風にだよ」
「あのな〜、何年の付き合いだよ。お前と。…わかるよ。正直、お前のなかで、彼女の存在が、割合を大きくしてるだろ?」
ズバリだった。
哲彦は、知らず知らずのうちに、かすみに対する思いを、強く意識しはじめていた。
義人は、その哲彦の思いをわかっていたからこそ、あえて、かすみとの会話も冷静に出来ていた。
「なあ、哲ちゃん。なかなかうまくいかないなあ…お前は、強く思ってくれてる人がいる。…俺は思ってても、相手には伝わらない。逆にチャンスがあっても、自分から引いてしまう…なんか好転しないよ」
「…そうだな。結局、俺達一歩突き進む前に、何故だか引いちまうんだ。自分のなかでは、思ってくれることは、ありがたいし、大切にしたいと思っているんだけどな…正直、あの傷ついた日から、こうやって、思いをはせるなんて、久しぶりだからさ」
「そうだな。哲ちゃん。…かすみさんは、この先どうなるかわからないけど、いい出会いをした1人だよな?」
「ああ。俺は、向こうで出会った人は、全ていい出会いだと思ってるよ。一つ一つ、これからも大事にしなきゃな」
2人は、お互いに納得する形で、電話を切った。
「タイミングがいいな。そろそろ電話してくるかなと、思ってたけど」
「絶妙だろ?…で、どんな会話をしたんだよ」
「早いな本題が。…いきなりかよ」
「とゆうか、それしか聞きたくないんだけど」
義人も、哲彦が、その目的で電話してきているのも、わかっていたので、本題に入った。
「前にも、話題になったけど、例のカフェでの、俺達の会話を彼女が聞いてたらしくてね…そこから、俺達に共感して貰えたみたいだね。 まあ、彼女に謝られたよ。彼女…東京には何度か来てるってね。…でも、嫌な思い出があるとも…でも、俺もお前も含めて、この出会いがいい方向に、発展出来たらいいね。って話をしたよ」
「ふ〜ん。…なんか、普通だな。それ以上はなかったのかよ?」
「それ以上?初対面みたいなもんだからな。…それに」
「それに?なんだよ」
義人は、少し間を置いて、切り出した
「…それに、お前、気になってるだろう?彼女のこと」
「気になってる?どんな風にだよ」
「あのな〜、何年の付き合いだよ。お前と。…わかるよ。正直、お前のなかで、彼女の存在が、割合を大きくしてるだろ?」
ズバリだった。
哲彦は、知らず知らずのうちに、かすみに対する思いを、強く意識しはじめていた。
義人は、その哲彦の思いをわかっていたからこそ、あえて、かすみとの会話も冷静に出来ていた。
「なあ、哲ちゃん。なかなかうまくいかないなあ…お前は、強く思ってくれてる人がいる。…俺は思ってても、相手には伝わらない。逆にチャンスがあっても、自分から引いてしまう…なんか好転しないよ」
「…そうだな。結局、俺達一歩突き進む前に、何故だか引いちまうんだ。自分のなかでは、思ってくれることは、ありがたいし、大切にしたいと思っているんだけどな…正直、あの傷ついた日から、こうやって、思いをはせるなんて、久しぶりだからさ」
「そうだな。哲ちゃん。…かすみさんは、この先どうなるかわからないけど、いい出会いをした1人だよな?」
「ああ。俺は、向こうで出会った人は、全ていい出会いだと思ってるよ。一つ一つ、これからも大事にしなきゃな」
2人は、お互いに納得する形で、電話を切った。
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