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フィクション救出(2)

[477]  愛菜  2010-04-14投稿

窓から思いきって
声を出した

「ねぇ大丈夫!」


………………………


部屋の中は無言だ


僕は思い切って
ベランダづたいに
隣の部屋のベランダに
移った


窓の内側(隣の家のリビング)に女の子はいた!


しかし見るも無惨に
首に鎖が繋いであり
生気なく横たわっている


僕は一生懸命窓ガラスを叩いた



女の子は窓ガラスの叩く音に気がついたようだ



僕に視線を移し
僕の子供の背格好に安心したようで僅かに微笑んだ


そして渇ききった
生気のないクチビルが
動いた


タ・ス・ケ・テ…


僕は言い様のない
心の魂の炎が炎上した


しかしベランダの外から
鬼ババアの姿が見えた


今日の所は一旦退散や


僕は女の子に
口の動きがわかるように伝えた

タ・ス・ケ・ニ・ク・ル・ヨ



〜続く〜

感想

  • 37237: 翔:次なる展開が楽しみです☆ [2011-01-16]
  • 37278: 翔さんフィクションは書いてる自分がドキドキです♪ [2011-01-16]

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