フィクション救出(2)
窓から思いきって
声を出した
「ねぇ大丈夫!」
………………………
部屋の中は無言だ
僕は思い切って
ベランダづたいに
隣の部屋のベランダに
移った
窓の内側(隣の家のリビング)に女の子はいた!
しかし見るも無惨に
首に鎖が繋いであり
生気なく横たわっている
僕は一生懸命窓ガラスを叩いた
女の子は窓ガラスの叩く音に気がついたようだ
僕に視線を移し
僕の子供の背格好に安心したようで僅かに微笑んだ
そして渇ききった
生気のないクチビルが
動いた
タ・ス・ケ・テ…
僕は言い様のない
心の魂の炎が炎上した
しかしベランダの外から
鬼ババアの姿が見えた
今日の所は一旦退散や
僕は女の子に
口の動きがわかるように伝えた
・
タ・ス・ケ・ニ・ク・ル・ヨ
〜続く〜
感想
- 37237: 翔:次なる展開が楽しみです☆ [2011-01-16]
- 37278: 翔さんフィクションは書いてる自分がドキドキです♪ [2011-01-16]