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スカバンburn!!最終章 -64- 二人で演奏会

[347]  きゃしー  2010-04-17投稿

――数日後 スタジオ

翼「みっきーと太鼓野郎はー!!?」

美「だからー用事!!何回も言わせんな!」

翼「何で2人揃ってー?」

秋「知らん!!!」




――一方 in○○ホール

ホール内に響き渡る拍手。その拍手に包まれながらステージを去るピアニスト。

彼に周りの客と同じように拍手を送りながら、光希は隣の慶太郎の様子を窺った。慶太郎は姿勢よく座ったまま、まっすぐステージを向いていた。


光「今日はごめん、一緒に来てもらって…」

ホールを出ながら光希が言った。慶太郎は立ち止まって光希を見下ろした。
二人の間を他の客がするする通り抜けて行く。

慶「ええよ、別に。今日の演奏会、結構良かったし。俺、クラシックはよく知らんかったけど」

慶太郎の笑顔に光希はほっとして表情を緩ませた。

「光希ちゃん」

出ていく客の数が途絶え始めた頃、演奏会のチケットをくれた竹本が光希を呼んだ

竹「黒田先生があなたに会いたがっておられるの。私と一緒にきてくれるかしら」

光「えっと…」

光希が何か言いたげな様子で振り返って慶太郎を見ると

竹「もちろん彼も良かったらいらっしゃい」

と言って手招きした

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