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俺の春はいつ来るの?12

[367]  れうぃ  2010-04-17投稿
ど、どどっ、どうしよおおおぉぉぉ!
こんなの初めてだよ!超嬉しいよ!まさか俺が告白される側になるなんて!
「あの・・・・・・里村、それでその、返事は?」
堀川さんは少し上目遣いでこちらを見てくる。
やばい!可愛い!可愛すぎますよ堀川さん!
俺は堀川さんの手を握り、
「勿論、OKですよ!」
「え?ホントに?」
「本当にですよ!これからよろしくお願いします!」
「こちらこそ!」

「そうして二人はお互いの愛を確かめ合い、幸せになったとさ」
土日を挟んで月曜の学校にて、この話をもう十回は聞いた気がする。
「おい、ちょっと待て。だから何これで終わりみたいな事言ってんだよ!俺はまだ彼女が出来てねぇ!」
そうだ、里村は作戦に関係なく普通に彼女が出来たのに、俺がまだの状態で終わらせてたまるか!
「・・・・・・自分だけそう思っとけ」
「ん?何か言ったか?」
俺は里村の言葉が気になりつつも、授業が始まったので考えないようにした。

昼休みになり、いつものように里村と共に学食へ向かっていると、後ろから聞いたことのあるような声がした。
「里村、ちょっと待て」
後ろを向いてみるとそこには先週の騒動の原因であり、現在里村の彼女でもある堀川さんが歩いてこちらに向かって来ていた。
「美咲!?何でこんな所に!?」
・・・・・・美咲?確かこいつ先週までは堀川さんって呼んでなかったっけ?まさか土日の間に進展が!?
「名前は二人きりの時に呼んでくれ・・・・・・。それよりはいこれ、昨日言ったでしょ?お弁当作ってあげるって」
そう言って堀川さんは布で包まれている弁当を里村へ渡した。
・・・・・・何でだろう、目から汗が出て来そうだ。
「本当に作ってくれたのか!?ありがとう!」
「料理とかはあんまり得意じゃないから、美味しくなかったら食べなくていいよ」
「そんなことない!堀川さんが一生懸命作ってくれたんですから!美味しくないはずがない!」
「ありがと、じゃあ私これから大学があるからまた放課後にね」
堀川さんが去った直後、辺りから無数の殺意が感じられた。
「どういう事だ里村!」
「あの可憐な美女は一体誰だ!」
「その弁当俺に寄越せ!」
「誰がてめぇらみたいな独り者にやるか!」
「おい里村、それは俺に対してもか?」
「ちょっと待て!お前は違うだろ!」
「問答無用!」
それから数分後、俺は里村に制裁を受けさせてから学食へと向かった。

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