煙突のある町 #3
月曜日の朝7時
朝礼の時間
班長が今日の仕事の内容を告げる
なんら変わらぬ仕事内容
第三班の班長が話している途中
隣やつの顔がみるみる青くなり、汗が噴き出してきた
小さな声で大丈夫かと訪ねたが、
力無く頷くだけであった
目は、合わせようとしない
何分も経たないうちに倒れた
全ての注目はそいつに集まった
…動かない
まわりのやつらは心配して集まってきた
誰かがそいつに手を触れた瞬間、さっと立ち上がり、いきなり叫んだ
「我々は生きているのだ!時間は流れているのだ!さあ話そう!生命について、我々の生きる意味について!」
彼はなんども叫んだ
押さえ付けられ殴られ
ぐったりした彼はどこかへ運ばれていった
…発狂
単純なことの繰り返しと、時間が殺されていくこの仕事に精神がショートしてしまったのだろう
狂ってしまった人間を見るのは初めてではなかったが
見ていて辛くなってしまう
いつか自分も発狂するかもしれないと思うと、恐かった
純粋な恐怖は逆に精神を支えていた
機械の音が規則正しく鼓膜を揺らしつづける
額に汗が滲んだ
朝礼の時間
班長が今日の仕事の内容を告げる
なんら変わらぬ仕事内容
第三班の班長が話している途中
隣やつの顔がみるみる青くなり、汗が噴き出してきた
小さな声で大丈夫かと訪ねたが、
力無く頷くだけであった
目は、合わせようとしない
何分も経たないうちに倒れた
全ての注目はそいつに集まった
…動かない
まわりのやつらは心配して集まってきた
誰かがそいつに手を触れた瞬間、さっと立ち上がり、いきなり叫んだ
「我々は生きているのだ!時間は流れているのだ!さあ話そう!生命について、我々の生きる意味について!」
彼はなんども叫んだ
押さえ付けられ殴られ
ぐったりした彼はどこかへ運ばれていった
…発狂
単純なことの繰り返しと、時間が殺されていくこの仕事に精神がショートしてしまったのだろう
狂ってしまった人間を見るのは初めてではなかったが
見ていて辛くなってしまう
いつか自分も発狂するかもしれないと思うと、恐かった
純粋な恐怖は逆に精神を支えていた
機械の音が規則正しく鼓膜を揺らしつづける
額に汗が滲んだ
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