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【夢くい】20

[307]  豚姫  2006-08-24投稿

「待てっ!!・・・クソッ!!」
ボロボロの体を引きずりながらトキは天に向かい叫んだ。
「トキ大丈夫かっ!!??」
「あぁ・・」
「トキ・・皆を送ってあげよ??」
「あぁ。そうだな」
三人は穴を掘り、皆を土の中に埋めた。
「皆・・ごめんな。今までありがとう」
「トキ・・これからどうすんだ」
「まだ、分かんねぇ」
「なぁ!!俺達と来ないか??」
「はっ!!??」
「まぁ強制はしねぇけど」
「考えとくよ」
「ああ」
ライトはトキを残しその場を立ち去った。






「シキ・・どうしました??」
「キラ!!・・ライトとミュー今ごろどうしてるのかな??って思って・・」
シキはテラスにある椅子に座り紅茶を一口飲んだ。
「会いたいのですか??」
「・・会い・・・たいよ」
キラはシキの前にしゃがみ、かた膝をつき、シキの右手を握った。
「私にはシキが必要です」
「ありがとうキラ」
「でも・・シキに必要なのは私じゃ無いのですか??」
「そんな事ないっ!!」
シキが椅子から立ち上がると、カップが倒れて紅茶が溢れた。
「あっ!!」
「怪我は無いですか??」
「うん。・・私はキラに出会って、やっと必要としてもらえた。私はキラに出会えて嬉しいよ」
「そうですか・・ありがとうございます。私は紅茶を入れてきます」
「ありがとう・・」
キラは倒れたカップを持ちテラスを出て行った。
「シーク!!」
「・・カイリ」
「シキの所にいたのか??」
「そうだ。それがどうかしたか??それより奴と接触したんだろ??どうだった??」
「・・12ぐらいのガキで身の丈程の大剣を背に背負い、銀色の髪・・ライトと呼ばれていた」
「やはり奴は生きていたのか・・。仲間はどんな奴がいた??」
「女のガキと、ウルフのガキだ。女はライトって奴と同じぐらいの歳だろ。ウルフのガキは18・・17ってとこだな」
「そうか。ご苦労だったな」
キラはカイリの横を通り過ぎ、奥へと歩いて行った。

「おいっ!!シーク!!あのライトってガキどうすんだよ??」
キラは一度立ち止まり、また歩き出した。


「・・・殺せ」



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