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旅の記憶(長崎 2 )

[320]  ヒロ  2010-04-28投稿
朝日が昇る前辺りに、ブルは長崎県内の山中にまで来たところでバイクのリアがふにゃふにゃしだす
ブル、「ん?なんだ!?」
と、バイクを側道に止め、見てみると
ブル、「パンクかぁ…仕方ねぇ、なおすか」
と荷物から工具を出しなおし始めた
ブル、「穴は塞げるが、エアーが無ぇなぁ…スタンドまで行くか」と、バイクをゆっくり走らせた

街まで行き、スタンドをみつけ、開店まで歩道にバイクをおいて待つことにしたのだが…
マイケル、「スミマセン!!」
ブル、「!?な、なんだ!?」
マイケル、「長崎ABCDEFG…」
ブル、「?…何言ってんだ?」
マイケル、「オー…」
ブル、「こっちがオーだよ」
マイケルは何やら紙を差し出し「長崎」と言って指をあちらこちらと差しだした
ブル、「うーん、長崎の記念公園を聞いてんのか?」と、ブルはバイクから地図を取り出しマイケルに見せ、現在地と場所を指差す
マイケル、「オー…」とがっかりした様子
ブル、「歩いて行くにはまだまだ遠いよ。それに荷物もなぁ…」
どうやらマイケルは迷子になり、散々歩き回っていたらしく、座り込んでしまう
ブルはそれを見ているが、言葉が通じないので、なんと言って良いか困ってしまう

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