天使のすむ湖28
催眠療法の、香里の治療に岬も同行するようになっていた。
先生は、岬を見るなり彼女も治療したほうがいいと言った。
俺は、迷わず岬にも治療を勧めた。
岬の治療を終わると、俺が呼び出され、
「岬さんもよくはなっているが、心の病を抱えていますね。」
と言われた。
「その通りです。拒食症になった経験があるんです。」
「その原因は間違いなく君だな、それもわかっているのかな?」
「はい、知っています。」
先生は神妙な面持ちになり、身を乗り出すと、
「君に二人を抱え切れるのか、心配になってね。」
と言った。
「母にも言われました。」
「普通は心配するだろうねー」
先生からは二人の治療と、俺のカウンセリングを約束させられた。どこにも相談できなかった俺は、心強い味方が出来たと思ったが、どうして岬のは話してないのにわかったのか、気になった。
「なんで岬のがわかったんですか?」
「私はね、見ると心の病の人のオーラがくすんで見えるからわかるんだよ。」と平然と答えてくれた。
先生は、岬を見るなり彼女も治療したほうがいいと言った。
俺は、迷わず岬にも治療を勧めた。
岬の治療を終わると、俺が呼び出され、
「岬さんもよくはなっているが、心の病を抱えていますね。」
と言われた。
「その通りです。拒食症になった経験があるんです。」
「その原因は間違いなく君だな、それもわかっているのかな?」
「はい、知っています。」
先生は神妙な面持ちになり、身を乗り出すと、
「君に二人を抱え切れるのか、心配になってね。」
と言った。
「母にも言われました。」
「普通は心配するだろうねー」
先生からは二人の治療と、俺のカウンセリングを約束させられた。どこにも相談できなかった俺は、心強い味方が出来たと思ったが、どうして岬のは話してないのにわかったのか、気になった。
「なんで岬のがわかったんですか?」
「私はね、見ると心の病の人のオーラがくすんで見えるからわかるんだよ。」と平然と答えてくれた。
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