CROSS DRIVE55[知らないこと]
刹那のはっきりと否定した発言に打ちのめされた翔人は、次の日になっても落ち込んでいた。
事情を聞いた亮介もまた考えこんでいた。
「バスケが嫌いか・・オレなら考えられへんことやな」
亮介のつぶやきに翔人は返すように答える。
「バスケが嫌いって初めて言われたよ。オレたちが知らない何かが桐原くんにあったのかも・・」
そう言いながらも2人の会話は力無く止まっていた。一方、1人で帰り道を歩いていた大和は、コンクリートの床に何か弾む音が聞こえて足を止めた。
そこにはストリートコートに1人でたたずむ刹那の姿があった。
「お前、球技大会のバスケに出てた奴だろ?」
大和の声に刹那は振り向かずに応えた。
「何の用ですか?」
「別に・・・・翔人から聞いた。バスケ嫌いなんだろ?」
大和の質問に刹那は反応しなかった。しばらくして刹那の口が開く。
「バスケは僕がやるスポーツじゃないです。僕は、バスケに裏切られたんですから。」
刹那の言葉に大和はうつむいていた。夏の涼しい夜風が吹き抜けていた。
事情を聞いた亮介もまた考えこんでいた。
「バスケが嫌いか・・オレなら考えられへんことやな」
亮介のつぶやきに翔人は返すように答える。
「バスケが嫌いって初めて言われたよ。オレたちが知らない何かが桐原くんにあったのかも・・」
そう言いながらも2人の会話は力無く止まっていた。一方、1人で帰り道を歩いていた大和は、コンクリートの床に何か弾む音が聞こえて足を止めた。
そこにはストリートコートに1人でたたずむ刹那の姿があった。
「お前、球技大会のバスケに出てた奴だろ?」
大和の声に刹那は振り向かずに応えた。
「何の用ですか?」
「別に・・・・翔人から聞いた。バスケ嫌いなんだろ?」
大和の質問に刹那は反応しなかった。しばらくして刹那の口が開く。
「バスケは僕がやるスポーツじゃないです。僕は、バスケに裏切られたんですから。」
刹那の言葉に大和はうつむいていた。夏の涼しい夜風が吹き抜けていた。
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