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お遊び倶楽部?

[350]  もンぶらン  2006-08-25投稿
──朝。目を覚ますと、全然知らない部屋で寝ていた。

薫「ここ…何処?」

拓海「俺の家」

すぐ横で拓海の声がする。
…そうだ、お兄ちゃんなんだ……

白い壁の大きな部屋。
見慣れてないせいか、目がチカチカする。
いつもは茶色の木で出来た天井があって…
あ!慎、心配してるよね。…帰らなきゃ。

薫「…らなきゃ」

拓海「どーした?」

薫「帰らなきゃ…!」

拓海「ちょっと!!」

お兄ちゃんに引き止められてしまった。

薫「私、慎のところに帰るから。帰らせて」

拓海「慎って誰だ!」

薫「……お兄ちゃんには関係ない」

拓海「とにかく、俺達は兄妹だぞ?家族なんだから一緒に暮らして当たり前だろ?」

薫「私は父ちゃんと離れて暮らしてるけど?」

拓海「………っ…」

薫「帰る」

─慎…待っててね…

バタンッ

拓海「慎…?」


…………………


拓海「……誘拐…するか…」

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