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【夢くい】21

[297]  豚姫  2006-08-25投稿
キラは新しい紅茶を持ちテラスへと向かった。
「・・シキ??・・・シキ!!??」
キラの手からはカップが滑り落ちた。キラは机の上に置かれたメモを手に取り握り締め、必死に辺りを見渡し、テラスを出て建物中を走り回った。
「カイリ!!」
「何や??」
「シキを探せ・・」
「さっきの気配はシキやったんか!!??」
「いいからシキを見つけだせ・・」
キラの手からはメモが落ち、キラは廊下を歩いて行った。
カイリはキラが立ち去ったのを確認してメモを拾い、広げた。
「??・・・「ごめんなさい。ライトとミューにもう一度だけでも会いたいの・・。もう一度だけ話し合いたい。今思うとライトが私を旅に連れて来たのに、重荷に思うはずないから。ごめんなさい」・・あ〜あ。機嫌悪い原因はこのメモかい。レンザ」
「はい」
いきなりカイリの後ろに赤い髪に赤い瞳の小柄な覆面の者が現れた。
「シキを・・いや、ライトってガキの居所を探してほしいねん。記玉(キギョク)にガキとさっきまでいた場所の記録が入ってるわ」
カイリは男に丁度掌に乗る程の黄色い玉を渡した。
「分かりました」
「・・あっ!!後な〜、女のガキとウルフのガキの記録取れたら記玉にとっといて」
「承知しました」
「シキ以外は殺せたら殺してえぇらしいわ。シークはんが言っとったさかい。じゃあ頼むわ」
レンザは影のように消えていなくなった。





「ライト!!」
「あっ??」
トキはライトを見つけると駆け寄った。
「しょうがねぇから俺も一緒に行ったやるよ!!」
「はっ!!??」
「お前達だけじゃシキすら助けられねぇっ!!それにアイツらはじっちゃん達の仇だっ!!だから!!・・」
「分かったよ」
ライトはトキの肩に手を置いた。
「さっさと準備しろ。急ぎの旅だっ!!」
「ああ」
「あっ!!トキっ!!」
「ミュー」
「ミュー、俺も一緒に行く事にしたからよろしくな♪」
「トキも!!??楽しそうじゃん!!よろしく♪アハハ」

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