携帯小説!(PC版)

Music Zone

[356]  ハイさ  2006-08-25投稿
今は昔
魔法なんかが使われていた時代の、話

音楽の都と呼ばれる街は、綺麗で鮮やかな夕暮れ時である。
そろそろ漆黒の夜空に星が瞬き始めるころだ
しかし音楽の都の夜は何時もにぎやかだ
街中の人々が楽器を演奏し、夜になるというのに朝から晩まで楽器の音が聞こえる、要するに音楽が途絶えたことがないのだ。
人々の夜は音楽を楽しみながら星を見上げ、音楽の素晴らしさを噛み締める。そんな都だ。

そこのにぎやかな通りを独りで歩いている学校帰りの少年がこの物語の主人公【シャープ】である
シャープはにぎやかな街の人々とは裏腹に全くにぎやかな感じではなかった。
シャープだけがこの街に馴染めてない、浮いているのだ
しかしこれは何時ものことだ。

シャープは音楽が嫌いなわけではない、むしろ人一倍好きである、しかし音楽が下手なのだ
人前で楽器を演奏することも、歌うことも下手だから恥ずかしすぎて出来ない性分であった
そんな冷めきったシャープが独り淡々と騒がしい道を歩いていく、するとこんな言葉が耳に入ってきた
「音楽の旅人がまた現れたらしいぜ」
「あぁここら辺だろ?俺もそいつの音楽聞きたいなぁ!」
音楽の都、いや、世界十で知らない者はいないだろう、
音楽の旅人
そいつの奏でる音楽はまさに芸術、音楽を知らない者でも素晴らしさがわかるほどだ

しかし滅多に現れないうえ、噂なんてたかが噂\r
そう考えるシャープも「一度あってみたいなぁ」なんて思っている

しかし奇跡なんてもんは、人生で一度や二度起こるもんだ、
ただその時がシャープに訪れただけ
『ドンドカ ドンドン!!!!!!!』
『ファラッファッファッファー!!!!!!』
『パッパラパッパラパーー!!!!!!』
『ピィーピィーピッピー!!!!!!』
いろんな種類の楽器の音色が聞こえてくる
しかし街の人々の奏でる音楽かと思ったが違った
なぜならその音色はさっきまでの街の音楽とは全く別の音色
しかも素晴らしく繊細な音色は街の音楽を無視して、自分の耳に飛込んでくる
シャープはこんな素晴らしい音楽をもっと近くで聴きたいと思い音のする方へ走った
しかしその方向はにぎやかな街の中央から離れていき、街の音楽がかすかに聞こえる程度の所まで離れていた
しかし素晴らしい音色は自分の耳に飛込んでくる
おかしいと思いつつ走った先には一人の男がいた

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