虹色の世界
貴方の隣に座り
花のように笑い、
はしゃぐ私。
貴方はそんな私を見て
呆れながらも
優しく微笑んでくれる。
貴方に抱きつき
頬を桃色に染める私は
照れながらも、
貴方に心から
「愛しい」と伝えている。
そして
私は貴方に
身を委ねて・・
ゆっくりと
瞼を閉じた。
暗い・・
ふと、瞼を開けると
さっきまでの
虹色の世界とは
うって変わって
闇の世界へと
変わっていた・・・
「どこにいるの??」
悲しいのか
寂しいのか
怖いのか・・
私の瞳からは
涙が溢れた。
「会いたいよ」
手を伸ばすけど
どれだけ手を
伸ばしても
手が闇に
溶けて行くだけ。
私は両手で
目を押さえて、
瞼を閉じて
また虹色の世界へと
旅に出た・・。
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