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スカバンburn!!最終章 -77- 君の後ろ姿

[334]  きゃしー  2010-05-06投稿

――翼と美弥のマンション

翼「じゃあな、また明日」

美「あ、待って!」

翼が家の中に入ろうとすると、美弥が腕を引っ張った

翼「…っ!?」

美「今日、うちん家に寄っていかん?」

***

翼「邪魔しまーす!!」

「あら、翼君、久しぶりやない」

翼「おばちゃん久しぶりっ!ちょっとお邪魔するな!美弥がどうしても俺と一緒に居たいらしくて」

美「ちゃうわっ!!」

美弥の部屋に入ると翼はいつものようにベッドに座った

翼「で?どうしたんや」

ベッドの向かい側に置いてある勉強机。

美「ううん、別に」

美弥は翼に背を向け、机に向き合ったままつっ立っていた。

翼「…」

何かある時はいつも美弥は自分に背を向ける。そのことを翼はよく知っている

翼「言えよ。そのために俺を呼んだんやろ」

美「…うん」

翼は美弥の細い背中をじっと見つめた。以前なら自分より大きく感じていた美弥が今は小さく感じる。

美「…なんか…さ、解散なんて信じられへんな…って…」

翼「…」

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