月光稀
涙目になりながら振り返った青年の前には、赤ずくめの兵士がいた。甲冑姿で仮面をかぶっているが、仮面の下から見える目がぎらぎらしている。
「あいつらが…」 「奴らは帝国の兵士」 「帝国…」
ギシギシとゆっくり歩いてくる兵士。青年を庇うように海星は立つ。「やつらは世界を支配しようとしてる…しかも人間じゃない」
「えっ」
懐から札を取り出すと兵士に投げ付ける。ナイフのように鋭く飛んでいく札。ぴたりと張り付き、海星は気合い一声。錫杖をうちならすと、札が爆発した。
ばらばらと兵士が崩れる。肉は焼け落ち目玉も無くなった骸骨の骸があった。
「やつらは死鬼と呼ばれる化け物だ…俺は浄霊師だ」「浄霊師…?死鬼?なんのことだかわからないよ…母さんは…」
「この村には神の血を受け継いだ者がいると聞く。やつらの狙いは恐らくそれだ。お前も月の民みたいだな…よし、一旦逃げるぞ!今のままでは勝ち目はない」「で、でも…」少し怯える青年。海星は真っすぐに青年を見た「今のお前に何ができる!この村の生き残りはお前だけだ…お前が仇をとらないでどーする!…今は逃げるぞ…俺についてこい」
青年は拳を握りしめた。
「あいつらが…」 「奴らは帝国の兵士」 「帝国…」
ギシギシとゆっくり歩いてくる兵士。青年を庇うように海星は立つ。「やつらは世界を支配しようとしてる…しかも人間じゃない」
「えっ」
懐から札を取り出すと兵士に投げ付ける。ナイフのように鋭く飛んでいく札。ぴたりと張り付き、海星は気合い一声。錫杖をうちならすと、札が爆発した。
ばらばらと兵士が崩れる。肉は焼け落ち目玉も無くなった骸骨の骸があった。
「やつらは死鬼と呼ばれる化け物だ…俺は浄霊師だ」「浄霊師…?死鬼?なんのことだかわからないよ…母さんは…」
「この村には神の血を受け継いだ者がいると聞く。やつらの狙いは恐らくそれだ。お前も月の民みたいだな…よし、一旦逃げるぞ!今のままでは勝ち目はない」「で、でも…」少し怯える青年。海星は真っすぐに青年を見た「今のお前に何ができる!この村の生き残りはお前だけだ…お前が仇をとらないでどーする!…今は逃げるぞ…俺についてこい」
青年は拳を握りしめた。
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