いつもの場所で45
哲彦達が、来るのを翌週に控えて、麻由は、りおとカフェにいた。
「来週来るんだよね?」
「はい。」
「なんか…あの人と会うことが普通になってきたね…なんか、半分くらいは、心がいってるでしょう?」
「半分…どころじゃないと思います。正直に言うと。多分、初めて会った時から、他の人にはない何かを感じたから」
「それはそれで、麻由さんには運命的な人かもしれないよね?」
「はい…」
2人はしばらく沈黙した。
「りおさん…」
「何?」
「りおさんは、今そういったことは、考える余裕はないですか?」
「私?私は…」
りおは、家庭の事情で働いてることもあり、麻由のようにはいかなかった。
不思議と、自分に付いてくれる客も、麻由同様少なかった
義人も、そのことは理解していた。
「りおさん、多分申し訳ないと思ってるでしょう?」
「え?」
「前に話してた人、来るんでしょう?来週」
りおは、驚いた。
お店で、ボーイに常連の人が来るとは言ったが、それが義人であることは、伝えてないからである
だが麻由も、りおも常連といえば、哲彦と義人であることは理解していた。
「多分、その人も、りおさんに対して気を使ってるでしょう?」
麻由の指摘は、当たっていた。
「りおさん…その人とどうなるかわからないけど、いつかは、恋愛と向き合った方がいいと思いますよ。余計なお世話かもしれないけど」
「ありがとう。私、確かに向き合っている余裕はないのかもしれないね。いつかは、そうしたいけど…」
りおは、義人には感謝していた。
自分でも、うすうすは、義人に対して客以上の感情があることは、感じていたが、それ以上に、仕事的なこと、距離的なことが、ネックになっていることは、わかっていた。
(本当は、もっとドライであってくれたら…)
そうであれば、りおも、他の客同様割り切れるのだが、義人の優しさには、割り切れない部分があった。
義人も、それは同じだった。
「来週来るんだよね?」
「はい。」
「なんか…あの人と会うことが普通になってきたね…なんか、半分くらいは、心がいってるでしょう?」
「半分…どころじゃないと思います。正直に言うと。多分、初めて会った時から、他の人にはない何かを感じたから」
「それはそれで、麻由さんには運命的な人かもしれないよね?」
「はい…」
2人はしばらく沈黙した。
「りおさん…」
「何?」
「りおさんは、今そういったことは、考える余裕はないですか?」
「私?私は…」
りおは、家庭の事情で働いてることもあり、麻由のようにはいかなかった。
不思議と、自分に付いてくれる客も、麻由同様少なかった
義人も、そのことは理解していた。
「りおさん、多分申し訳ないと思ってるでしょう?」
「え?」
「前に話してた人、来るんでしょう?来週」
りおは、驚いた。
お店で、ボーイに常連の人が来るとは言ったが、それが義人であることは、伝えてないからである
だが麻由も、りおも常連といえば、哲彦と義人であることは理解していた。
「多分、その人も、りおさんに対して気を使ってるでしょう?」
麻由の指摘は、当たっていた。
「りおさん…その人とどうなるかわからないけど、いつかは、恋愛と向き合った方がいいと思いますよ。余計なお世話かもしれないけど」
「ありがとう。私、確かに向き合っている余裕はないのかもしれないね。いつかは、そうしたいけど…」
りおは、義人には感謝していた。
自分でも、うすうすは、義人に対して客以上の感情があることは、感じていたが、それ以上に、仕事的なこと、距離的なことが、ネックになっていることは、わかっていた。
(本当は、もっとドライであってくれたら…)
そうであれば、りおも、他の客同様割り切れるのだが、義人の優しさには、割り切れない部分があった。
義人も、それは同じだった。
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