ある夜のひととき
夕食後。
娘は「二人の姫〜」の続きを書いている。
私は気づかれないようにそおっとのぞきこむ。
(…え?ナニソレ?…ちょっとそこおかしくない?)
う〜…イライライライラ!
口出ししたくてたまらない。
しかし言ったところで頑固な娘は聞きゃしないが。
私はあきらめてランドセルの中をあらためる。
学校からのお知らせと算プリ、あとは…おお、作文だ。
『私のしょうらいのゆめ』
『私のしょうらいのゆめは、動物園の、しいくいんです。どうしてかというと、動物がすきだからです。すきなのは、ペンギンとミーヤキャットです。』
…ミーアキャットじゃないの?しょうらいってひらがな?…まだ書けないのか。携帯みたいに変換できないしな。ていうか、文章すごい普通…。
「ねえねえ、携帯小説の時は結構自由にでっかく書いてるのにさ、学校の作文は普通なんだね。」
『あたりまえじゃん!学校の作文なんだよ!普通に書かなきゃ怒られるよ!』
…そうか。
子供なりにそういうの使い分けるんだ。
確かに「二人の姫〜」ばりに書いたら、あの先生怒りそうだもんな。
納得したようなしないような、そんな夜でした。
娘は「二人の姫〜」の続きを書いている。
私は気づかれないようにそおっとのぞきこむ。
(…え?ナニソレ?…ちょっとそこおかしくない?)
う〜…イライライライラ!
口出ししたくてたまらない。
しかし言ったところで頑固な娘は聞きゃしないが。
私はあきらめてランドセルの中をあらためる。
学校からのお知らせと算プリ、あとは…おお、作文だ。
『私のしょうらいのゆめ』
『私のしょうらいのゆめは、動物園の、しいくいんです。どうしてかというと、動物がすきだからです。すきなのは、ペンギンとミーヤキャットです。』
…ミーアキャットじゃないの?しょうらいってひらがな?…まだ書けないのか。携帯みたいに変換できないしな。ていうか、文章すごい普通…。
「ねえねえ、携帯小説の時は結構自由にでっかく書いてるのにさ、学校の作文は普通なんだね。」
『あたりまえじゃん!学校の作文なんだよ!普通に書かなきゃ怒られるよ!』
…そうか。
子供なりにそういうの使い分けるんだ。
確かに「二人の姫〜」ばりに書いたら、あの先生怒りそうだもんな。
納得したようなしないような、そんな夜でした。
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