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わたしは見た

[322]  快雅  2006-08-26投稿
   わたしは見た  座って空をながめると 大きな翼を持った鳳が
  
          空を我が物顔で飛んでいた
 
   わたしは見た  黄金に輝くムギが風に誘われ 踊ってた

          壁の花なんていやしない

  わたしが見たいのは  なんだろう

   黄昏時の風は わたしの頬をかすり 時に身をまかせていた


   わたしは見た  いつの間にか暗くなった 真の空
 
          お月様は笑ってる

           

  

  『 まつりだ・まつりだ・火をおこせ・こんな明かりじゃ笑われる

   お月様の明かりをうち負かせ・オレらは太陽のごとく神々しい 』


  わたしは見た  村の方は暖かな光に包まれ 楽しそう

  
   『 ?立ち上がれ?周りを見渡せ・待ち人はそこにいる 』




    わたしが見たいのは  立ち上がれば見える  祭り人はそう歌う

 
              立ち上がろう

  わたしの体は 今までにないくらいの 風を知る

  麦畑は祭りの光を受け 太陽のよう


  わたしは見た  村より出  待ち人を

  
    神々しい光は彼をもつつみ

     その姿は 観世音菩薩様のよう


  『 みつけた 』

  『 かくれんぼの鬼 下手 』

  わたしは見た  目の前で照れくさそうに  手をのばす彼の姿


            『 ?かえろう? 』


  わたしは見た  私達の背を  笑顔で見送る  お月様を・ ・ ・ ・




 

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