なぁ愛菜（１）
いい歳して
自分の倫理の中で
曲がった扱いは
我慢できない
理不尽な結論に
相手を追い詰める
それって差別だよね
差別主義者って
人間として
軽蔑するんですけど…
その結論に
論拠はあんの？
ないでしょ…
ただの差別なんやからな
怒りは頂点に達した
穏やかに
言葉を作るのも飽きた
ここまで
舐められたら
直接に相手の会社に
乗り込むか！
まず一息つこう…
こういう時に
家族や愛娘に電話すると
好戦的な二人だから
火（自分）に
油（闘志）を
注ぐことになるので
穏やかな愛菜に電話する
愛菜の穏やかな声に
癒されながら
フト聞きたくなった
愛菜でも
怒ることあるの？
えっ結構怒ってるよ
仕事場でも家でも
ふ〜ん
そうなんだあ…
穏やかな愛菜が
怒ってる姿を
想像をしたら
少し楽しくなり
怒りが和らいだ
しかし
相手を許すわけではない
冷静に考えをまとめる
差別する輩は
大嫌いだけど
ウチの下請で働くなら
付き合ってやっても
いいよ
立場を一気に逆転させる
正論を武器にした
気迫で仕事をねじ伏せる
なぁ愛菜
お前の声に救われたよ
暴走しなくて
済んじゃった！
感想
感想はありません。
