ヴェルセリア〜境界と戒律の世界〜?
ある晴れた日。
一人の男がガイザールの街の門の脇で壁に背を預け、寝ていた。
既に太陽は天高く昇り門は開け放たれている。
多くの商人が不思議そうに見ながら通ってゆくがなんとも形容しがたい雰囲気を纏った男に声を掛ける者はいなかった。
そんななか、一人の旅人が男の前で立ち止まった
腰に剣を下げているところを見ると武人のようである。
おもむろに男は剣に手を掛けると、目にも留まらぬ速さで寝ている男に切り掛かった!
だが、男の剣は空を切った。
「ったく。あぶねぇなぁ」
「この国の侍は寝込みを平気で襲うのかよ」
男はいつのまにか剣士の背後に回り込み2メーターは在ろうかという刀をその首筋に突き付けていた
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