携帯小説!(PC版)

トップページ >> ノンジャンル >> スカバンburn!!最終章 -94- バイバイ達兄

スカバンburn!!最終章 -94- バイバイ達兄

[351]  きゃしー  2010-05-28投稿

隆「俺はずっと不思議やった。前も言ったやろ?弟や妹ってのは、大抵兄貴や姉貴を抜かしたいって思うもんや。けど、お前はいつも『達兄、達兄』ってあいつのことをめっちゃ慕って、達也を越えようなんて願望の欠片さえ見えへん。いつもあいつを目標にして…まあ、特殊な関係やからかなって思っとったけど…ほんまはちゃうんやろ?」

慶「…」

隆「ほんまは…密かにあいつを越えたくて越えたくてしゃあなかったんや。ずっと抜かしたかったんやろ?あいつのドラム」

――『兄弟ではないのか』―\r

―『越えちゃったんちゃう?』――


慶「…死んだ人間は越えられへん。」

隆「ああ、そうやな。だから、もうやめろ。あいつと比べんのは。これからどうしようと、お前は一生勝たれへん。でも、死んだあいつにはできひんことが、お前にできる。夢を叶えることや。」

慶「…」

隆「ええか?お前が持ってるその夢を叶えても、“あいつの夢”はもう叶わん。その夢はお前のもんでしかない。だから…」

慶「…」

隆「お前はお前のために夢を叶えろ。…もう一回言うで。“ワイルド・ワン”のドラマーになってほしい。」

慶「…」

隆「…」

慶「……考えとく…」

感想

感想はありません。

「 きゃしー 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス