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クリスタルクラッシュ5―?

[369]  いっと  2010-06-02投稿
居並ぶ官吏はその様子に眉をひそめたが、反抗する者は誰一人としていなかった。
「アギール、ダミスへのクリスタル輸送は通常の三倍の兵士を護衛につかせろ。いいな?」
「は…仰せのままに」
「それと、他の保養所への兵力増強も図っておけ」
「へ、陛下、それはなりません!」
サイファは慌ててエリックを止めた。
「何故だ?」
「兵力を保養所に回せば必ず手薄な場所ができてしまいます!他国に攻められては元も子もありませんぞ!」
「心配いらん」
エリックは小さく笑って、首を横に振った。
「こちらにはクリスタルがある。攻められればそれを使って撃退すればいいだけの話しだ」
「…」
サイファは唖然とした表情で、エリックを見た。―そんな事をすればかつての帝国の二の舞になるだけではないか!…やむを得ぬ、わしがこの命を賭してでも止めるしかあるまい…。
彼は心の中で悲壮な決断を下すと、小さく息を吐いてエリックから目を逸らした。

「あなたのお姉さんはその大爆発に巻き込まれたのね?」
「はい」
リリアは小さく頷いた。
「で、王様に謝罪してほしい…か」
メディナは髪を掻き上げながら、
「それは無理ね」
と、言い放った。
「何だと、貴様!」
ダリルは怒りの表情でメディナを睨んだ。
「ダリル、落ち着いて」
エナンはダリルをなだめた。
「で…あなた達は苦心の末、その原因を作り上げたものを彼等から奪った。という認識で間違いないのかしら?」
メディナはチラリとエナンを見て、尋ねた。

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