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クリスタルクラッシュ5―?

[406]  いっと  2010-06-05投稿
「ち、ちょっと待って!エナン、勝算はあるの!?」
リリアは慌ててエナンに尋ねた。
「ありません」
エナンは首を横に振って、
「しかし、どちらにしても勝負はしなければなりませんから」
と、言った。
「いい提案だぜ、エナン!やってやろうじゃねぇか!」
ダリルは勢い良く立ち上がって、手を叩いた。
「裏で待っているわ」
メディナは背中を向けて微笑みながらチラリと後ろを振り返ると、静かに小屋から出て行った。
「ザックさん、彼女の弱点みたいなものはご存知ですか?」
エナンはメディナが出て行ったのを確認すると、隣に座るザックに尋ねた。
「…わかりません」
ザックは僅かに青い顔をしながら、首を横に振った。
「では、彼女の戦いの特徴は?」
「特徴…ですか?」
「足の運び、剣の出し方、姿勢など、何でもいいのですが…」
「…そうですね…」
彼は何度も首を傾げて、唸った。
「あ…そうだ、メディナさんは虫が苦手なんですよ」
「…お前、それ戦いと何も関係ないじゃねぇか」
ダリルはがっくりと肩を落としながら、テーブルに突っ伏した。
「いや、これはいい情報ですよ。何せ苦手な物の情報が具体的ですから」
エナンは首を横に振って、ニヤリと笑った。

「作戦会議は済んだかしら?」
先に出て待っていたメディナはやって来た五人を見て剣を一振りした。

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