携帯小説!(PC版)

月光稀

[471]  ユータ  2006-08-27投稿
薪割りでいつも使う斧よりも多少軽い感じがする。
しかし初めて持つ真剣の重さに少し驚いていた。
ギギギー…ギョロリと奇蟲の目が青年を見つめる。脚を踏ん張り、一気に飛び込んでくるだろう。
青年は剣を正眼に構えた。剣術は全くしらないが、何となく攻守に1番よいと思ったからだ。
じりじりとパワーを溜めている奇蟲…勝負は一瞬だろう…体中に入る恐怖感…劣勢感を押さえ付けながら敵を睨む。
そして。ビュンッと口を広げて飛び掛かってきた奇蟲の体を無我夢中で切り裂いた。一直線に飛んできた奇蟲の体を振り上げた剣で切り裂いたのだ。
体液が飛び散り木々に着く。ビクリと痙攣したが、奇蟲の骸はそれきり動かなくなった。
「はぁ…はぁ…もう疲れが…」
片膝をついてなんとか持ちこたえる。肩で息をしながら見た目線の先には古ぼけた寺の屋根が姿を見せていた。「あれが…海星が言ってた場所?」
剣を杖代わりに立ち上がりゆっくり古寺に向かった。
古寺の扉は開いていた。剣を構えつつゆっくり中に入る。そして辺りを見渡し安心すると一気に睡魔に襲われ眠ってしまった。

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