智子 第6話
我々はそのグロテスクな現場を離れ駅前にある小さなレストランに入った。小さいがこじゃれた造りの素敵なレストラン。入り口には小さな黒板に白いチョークでランチのメニューが書かれている。全ての品物が相場より500円は高い気がした。ランチに繰り出すOLをターゲットにした値段設定ではなさそうだ。
正直食欲はまったくと言っていいほどわいてこなかった。
あの現場を目にして、それでも食事を欲することのできる彼女のことがどこか違う世界から来た異星人のように思えた。
時計の針は2時25分を指していた。
少し遅めのランチタイム。
彼女はランチメニューからハンバーグとパンのセット、カボチャのポタージュ、そしてアイスティーを注文した。
ぼくはナポリタンとアスパラのサラダにアイスコーヒーを頼んだ。
ナポリタンのベーコンは抜いてくれるようにショートカットのよく似合う若いウエイトレスに頼んだ。
彼女は小さく会釈しテーブルから去っていった。
今はとても肉類を口にする気にはなれなかった。
「おいしい」
彼女は運ばれてきたメインのハンバーグにとりかかりそう感動の声をもらした。
正直食欲はまったくと言っていいほどわいてこなかった。
あの現場を目にして、それでも食事を欲することのできる彼女のことがどこか違う世界から来た異星人のように思えた。
時計の針は2時25分を指していた。
少し遅めのランチタイム。
彼女はランチメニューからハンバーグとパンのセット、カボチャのポタージュ、そしてアイスティーを注文した。
ぼくはナポリタンとアスパラのサラダにアイスコーヒーを頼んだ。
ナポリタンのベーコンは抜いてくれるようにショートカットのよく似合う若いウエイトレスに頼んだ。
彼女は小さく会釈しテーブルから去っていった。
今はとても肉類を口にする気にはなれなかった。
「おいしい」
彼女は運ばれてきたメインのハンバーグにとりかかりそう感動の声をもらした。
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