月光稀
「さてと…着替えもすんだし、飯にするか」
海星はあらかじめ用意していた食料を青年に差し出す。外では虫が鳴き始めた、穴の開いた天井から夜空が顔を見せていた。
「…落ち着いたか…」
ぱちぱちと音を立てる囲炉裏はほのかに明るい。
「最初に比べれば…大分…」
食料を口に運びながら青年は言った。
「さっきも言ったが俺は海星…浄霊師だ」
「俺はカイス…あんたに会うまで帝国や月の民や伝説なんてしらなかった」
「なるほど…カイス…君は村をでたことがないみたいだし、歳も十七くらいだろうから知らなくて無理はない」
「俺、母さんやみんなの仇を討ちたいだ!月の民だろがよくわかんないけど、母さんを殺した帝国を許さない…」
「まぁ落ち着け…俺の知ってる限りの情報を話すだから今は聞くんだ。」
ゆっくり深呼吸してカイスは海星を見た。
「帝国が力を付けたのは二年前だ…国王が変わった途端力をつけはじめ、力で制圧を始めた。最初に襲われたのは月の民と昔一緒に戦った土の民…俺の村だった」
ぱちぱちとなる囲炉裏に木を投げ入れる。
「赤ずくめの兵士に襲われた俺の村は数人を残して壊滅した…残された俺は浄霊師の寺に逃げ込んだ。」
海星はあらかじめ用意していた食料を青年に差し出す。外では虫が鳴き始めた、穴の開いた天井から夜空が顔を見せていた。
「…落ち着いたか…」
ぱちぱちと音を立てる囲炉裏はほのかに明るい。
「最初に比べれば…大分…」
食料を口に運びながら青年は言った。
「さっきも言ったが俺は海星…浄霊師だ」
「俺はカイス…あんたに会うまで帝国や月の民や伝説なんてしらなかった」
「なるほど…カイス…君は村をでたことがないみたいだし、歳も十七くらいだろうから知らなくて無理はない」
「俺、母さんやみんなの仇を討ちたいだ!月の民だろがよくわかんないけど、母さんを殺した帝国を許さない…」
「まぁ落ち着け…俺の知ってる限りの情報を話すだから今は聞くんだ。」
ゆっくり深呼吸してカイスは海星を見た。
「帝国が力を付けたのは二年前だ…国王が変わった途端力をつけはじめ、力で制圧を始めた。最初に襲われたのは月の民と昔一緒に戦った土の民…俺の村だった」
ぱちぱちとなる囲炉裏に木を投げ入れる。
「赤ずくめの兵士に襲われた俺の村は数人を残して壊滅した…残された俺は浄霊師の寺に逃げ込んだ。」
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