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届かなかったオモイ

[456]  いんと〜る  2005-12-12投稿
 あの頃は、こんな再会をするとは夢にも思っていなかった…
 これは僕、木田良司が中北由美を知った事で劇的な(?)クライマックスを飾る物語である。

 県立のどこにでもあるような学校。そんな学校で彼女、中北由美を知った。
 父は、国内敵なし海外でも有名な大社長。
 母は知らない人はいない週37本のレギュラーを持つ超大人気現役大女優。
 兄は国内で1、2を争う大学に通い、成績抜群!スポーツ優秀!人気良し!の3拍子!!
 彼女もまた、成績抜群!スポーツ優秀!人気良し!の3拍子!!
 僕のような成績→アホ!スポーツ→タコ!人気→マネケ!の3、3、7拍子な人間から彼女を見ると、何故こんな学校に通っているのか?本当に同じ人間なのか?実はDNA操作された新人類ではないか!?などと思っていた。
 そんな彼女は、入学式から新入生代表を努め。学級代表となり。初のテストでは断トツのトップ!運動測定では5000Mで学校の歴代記録を塗りかえた。
 が、毎日の生活も凄かった!昼休みは放送部DJ。リクエスト数を0から毎日350近くに変化させ、放課後は運動部の手伝いをしながらの軽音楽部バンド活動…
 学校中が連日彼女の話題で途切れることはなかった。
 いつしか僕も彼女を追うフアンの一人になっていた。

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