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「同級生」下

[468]  さんちゃん  2010-06-22投稿
ちょうど
二人が歩き始めた
出発点(練習グランド)に戻ったので

グランドのスタンドに
二人腰掛け
話すことにした


缶ジュースを飲みながら僕は話始めた


まっ俺のエネルギーで
人を好きになると
ロクなことに
ならないってことだな

僕は自虐的に呟いた




…皆心配してたよ
長富は優しく呟いた


僕はある事件後は
余り学校には
行かなかった上に
誰とも話したくなかった


中学卒業後に
越境入学する英二君と
進学しない国田君と
少しつるんだ位だ…



僕は当時から
誰か(ここでは教子)を嫌になると
自分から絶対会えない
状況をつくる性分だった


わかりきったことだが

初めて愛した
教子に会えない寂しさと自分の仕出かした過ちに

静かに涙が溢れてきた



長富は
何も気が聞かずに
ただ肩を抱いてくれた


〜完結編に続く〜


感想

  • 38613: 読ませて頂きました。麻呂 [2011-01-16]
  • 38617: マロマロ読んで頂きありがとっ♪さんちゃん [2011-01-16]

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