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太陽と月と君の声2

[243]  りな  2010-06-30投稿
振り返った河嶋君は、ゆっくり木の上から降りてきて私の顔を覗きこんだ。

「今日たしか一緒に日直したよね。何でこんなところにこんな時間にいるの?」
私は、うつむいた。話したかったのに言葉が出てこない。

「まあ良いけど。名前は?」

「河上結衣です。」きっととても小さな声だった。名前やっぱり覚えてくれてなかったんだ。

「じゃあ気をつけて帰れよ、結衣ちゃん。」

えっそれだけ、もっと色々話がしたかった。でもやっぱり今日の彼はいつもと違う。私は、とても暖かい気持ちだった。

次の日。勇気をだして挨拶をしようとしたが出来なかった。
でも、なんか昨日の河嶋君とは違う。いつもの雰囲気が怖い人だ。

そのまま、何も話せないまま、放課後になり夜がきた。

私は、昨日の彼にどうしても会いたいくて昨日の公園へ急いだ。

公園に着くと彼はブランコにのっていた。その目にはなんだか涙が見えた気がした。

「あっ結衣ちゃん。やっぱり来ちゃたんだね。」

彼は優しく笑いながらそして、少し困った顔をした。
そして、隣のブランコを指さし私を呼んだ。ゆっくり私は、隣に座ってうつむいた。

沈黙だ。何か話さないと。でもなかなか言葉が出ない。

「結衣ちゃん、どうしてまたここへ来たの?」

「…昨日は色々話してくれたのに全然私が話出来なくて、ごめんなさい。今日の河嶋君またいつもの河嶋君で、昨日とは違う感じで、ごめんなさい何言ってるか分かりませんよね。」


小さな声でゆっくり話す私の話を彼はまっすぐにこちらを見て聞いてくれてる。
「そんなに俺違う?」

私は、小さくうなづいた。

彼は大きなため息を一つして、何かを考えている。

「実は…

彼の話が私の運命を変えていく……。

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