携帯小説!(PC版)

終点

[347]  ブランキー  2010-07-01投稿
夜になると
月が逃げ出すほど
明るい街では

ポリスと不良少年の
カーチェイス

真っ昼間に
道路を横切ったデモ隊
拡声器を手に携えて

空まで続くビルは
バベルの塔

もう逃げ出そう
遠くがいい

電車に乗って
終点まで行こう

たどり着く先は
素晴らしい世界だと
祈りながら

この銀河鉄道は
世界の終点へと迎う

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