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揺るぎない力

[384]  ひまわり  2010-07-04投稿
暑い夏がきた

彼は、いつもみたいに公園でいた

彼は、頼みを叶える商売をしている

だが、普通の人間は彼に頼らない

何故なら、彼は人間ではないからだ

彼は、強い力を持っている

そんな彼に頼る人はすごく困っているか、人間ではないかのどちらかだ

「あのォ、頼みがあるんですけど聞いてくれませんか?」

気配がなく現れた女の子は、人間ではないらしい

「何で俺に?」

「強いと聞いて・・・守ってほしいんです!」

「そんな事言われてもねェ」

「どうしてですか?」

「暑いから」

「ひっどォ〜い!人が困っているのに見捨てるの!」

大人しく見えて気が強いみたいだ

「おいおい、落ち着けってば!」

「落ち着けないわよ!」

「分かった分かったから、頼み事ってなんだよ?」

「私、悪い人に追われてるの。だから、助けて」

「何で追われてるんだよ?」

「私には、すごい力があるの。それを狙われてるの」

「知ってる人だったりする?」

「うん、ずっと一緒にいたから。彼優しかったから彼に限ってないだろうなって思ってたの。なのに偶然聞いたの。私の力がほしいって」

「それだけ?」

「ひっどォ〜い!」
「ひどいのは君だろ?リイヤ」

「ダーク・・・」

現れたのは全身黒色で、マントをしている男だった

「どうして逃げるの?すっごく傷つく」
「嫌だ」

「おいで」

グイッ

「嫌っはなして」

「女の子をムリヤリ引っ張ったら駄目ですよ?」

「誰?関係ないだろ。リイヤをはなせ」
「嫌だね。オッサンには返さない」

「君命知らずだね。消えてもらうよ」

感想

  • 38961: あっ♪面白そう!さんちゃん [2011-01-16]

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