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すいもあまいも恋だから 第14回

[185]  バンブートレイン  2010-07-05投稿
友達のリカちゃんが勇気を出して 同じクラスの恐竜マニアに手紙で告白する。
『今日渡す!』って 張り切ってたけど。ラブレターのアドバイスを頼まれた私(芳恵)は もう 心臓バクバクで 落ち着かない。
授業が終了して いつものように学生が帰宅準備をはじめた。
リカちゃんが ささっと彼に近づき 一言何か呟いて彼に手紙を手渡した。
そのまま リカちゃんはすっと教室を出た。
渡された手紙をじっと見つめる彼を黙認しつつ
慌てて帰宅準備を済ませてリカちゃんを追った。(待って!リカちゃん。)
学校を出ると足速に横断歩道を渡るリカちゃんの後ろ姿が!
『リカちゃん!』
声が聞こえないのか 止まってくれない。
必死に追いかけた。
『リカちゃん。待って!』
なんとか 追いかけてリカちゃんの横に並んだ。
『リカちゃん。すごい!渡したね。』
『どうしよう。やだ。恐いよ。』
リカちゃんは興奮していた。
『落ち着いて。大丈夫だよ。ちゃんと読んでくれるよ。』
『違うの。渡した途端に、付き合いたいのか分からなくなったの。』
『へ?』
意外な答えが返ってきた。
『どういうこと?好きだから告白したんでしょうよ?』
『そうだけど。今は違うの。デートをしたいとか思わないの。』
『はい?』
(なんだ。こちらが混乱してきた。)
二人で 道端の花壇の煉瓦に腰掛けた。
『手紙渡すまでは、好きって思ってた。渡したら、デートをしたいとか二人きりになりたいとか想えなくて。伝えた事に満足しているの。不思議だけど、断ってくれた方が嬉しい気がするの。』
『ちょっと、リカちゃん。恐竜君がもし誠実に受け止めてくれて、OKだったら?』
『わからないよ。』
『リカちゃん、興奮して頭真っ白なんだよ。きっと。とりあえず返事待と。まだ答えは分からないし。それより、リカちゃんに対して傷つけるような言葉をかけてこないか、その方が心配だよ。』
『うん。ありがとう。』

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