続同級生(上)
私もハタチ越えたし
飲みに連れて行ってよ
長富は嬉しそうだ
長富から見れば
13(中1)の頃から
飲んだくれの僕と
ようやく一緒に
飲みに行けるのが
楽しいようだ
しかし…
僕は
(コトの介入しない)
男女間の友情は苦手
やんわり
断ることにした
まっ久々やし
お茶でも飲もうか
夜(お酒)は勘弁な
その時に僕は
ある考えが閃いた
あっ…そうだ…
長富ぃ明日時間あるか
長富は
僕の目的が分からず
戸惑いながら
明日は用事ないけど…
と明るく答えた
僕も努めて
明るく誘った
明日…
教子の墓参り
行くから付き合ってや!
長富の顔から
明るさが失せた
えっ…
嘘…教子亡くなったん…
まっとりあえず
お茶でも飲もうか
僕は
茫然と立ち尽くす
長富の肩を叩き促した
〜続く〜
感想
- 39042: 読ませて頂きました。麻呂 [2011-01-16]
- 39048: マロマロありがとっ♪作者 [2011-01-16]